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絆、そして癒し MIYABI STYLE HOUSE

モデルハウスプラン

モデルハウスプラン

有限会社
山形建築研究所 代表
1級建築士
山形 誠

流行にとらわれず、派手な造形を追わず、まっすぐに美しい・・・そんな住まいを目指しています。

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠
ライター/ブロガー チホケスタ

ライター/ブロガー
チホケスタ

宇都宮市在住4兄妹の母。子育てに悪戦苦闘するかたわらライターとして活躍中。元舞台女優。

Miyabi Styleは、設計提案も「健康」にこだわります。そのキーワードは「絆」と「癒し」。
それは暮らす家族にとって心の健康をもたらしてくれるものだから。そんなMiyabi Styleのモデルプランを建築家と考えました。
設計の山形 誠1級建築士に、宇都宮在住の主婦ライター、チホケスタさんがプランの魅力についてインタビューしました。

山形建築士 Miyabi Model インタビュー

intro

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

間取りをみて、
ここが気になる、ここがいい、などあれば
自由に聞かせてください。

ライター/ブロガー チホケスタ

平面の間取り図を見て、
一番目につくのがこのリビングです。
南側が吹き抜けになっているんですね!

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

はい。
このリビングがこの家の一番の象徴です。
この家のコンセプトは『家族の絆、癒しと余白』。
それが詰まっています。

家族の絆と丸テーブル

家族の絆が深まる間取り
ライター/ブロガー チホケスタ

家族の絆…?

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

はい。
例えばこのダイニングですが、『ファミリールーム』としています。
家族がご飯を食べる場所としてだけでなく、
家族が皆集まって何かをする場所、と言う考え方です。
また、吹き抜けの上の二階の部分にはホールがあり、
カウンターが備え付けてあります。
そこで勉強したり遊んだりできるスペースになっていて、
お子さんでもご夫婦の誰でも自由に使える。

ライター/ブロガー チホケスタ

広々していていいですね。
開放感がある!

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

ホールから見下ろすと、
下のファミリールームにいるお父さんやお母さんの存在を確認できる。
キッチンにいれば子どもが外から帰ってくるのがわかる。
夕飯を作っていると子供がどこにいても様子を感じ取れます。
二階にいても包丁の音が二階まで聞こえるような安心感。
それぞれの関係が身近に感じられます。

ライター/ブロガー チホケスタ

子どもが小さいうちは
家族の気配が
感じられる方がいい!

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

悪く言うと筒抜けなんですが、
必要最低限のプライバシーは確保してある。
子供部屋の仕切りも後からどうとでもできます。
家族の話し合いで個室の考え方も変わるので、
そこも自由に決めてもらいたい。

ライター/ブロガー チホケスタ

思春期になるとひとりの時間が絶対必要ですもんね。
様子がわかりすぎても居心地が悪くなる。
適度な距離感が大事な時期に
ちゃんと個室を用意できるのは安心ですね。

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

思春期で物理的に近づくことは減っても、
心は繋がっていると示すのが大事。
子ども部屋は別でプライバシーがあり、
一度ファミリールームに集まれば
しゃべらなくても気にかけているのがわかるような
空間になっています。

ライター/ブロガー チホケスタ

ファミリールームの
丸テーブルいいですね。

四角いテーブルだと、
勉強教えるのに隣に椅子を置いて、が大変。
子どもはすぐ隣に座って教えて欲しい。
丸ならすぐいけます。

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

お子さんには
できる限りファミリールームで
勉強してもらいたいんです。

ライター/ブロガー チホケスタ

わかります!
子どもが部屋で勉強するのって難しいのが実感!
子どもにとって寝る場所でもあり遊ぶ場所でもある部屋は、
勉強していても眠くなっちゃうし遊びたくなっちゃう。
子ども部屋は寝るだけにして、勉強も遊びも別でできるのがいい。
子ども自身が気持ちの切り替えができるので
自信になると思うんですよね。

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

自分の子どもの頃を思い出しても、
部屋で勉強なんてしませんでしたもんね。

ライター/ブロガー チホケスタ

小学生になると、
親が一緒に教えないと全然勉強できないんですよ。
時計の仕組みから教えるような感じなんです。
リビングで時計見ながら、
あと何分でご飯だよ、なんて生活の中で教えていく。
このリビングだとテーブルで勉強していると
テレビが見れない位置なのがいいですよね。
上の子は宿題をしていて下の子が暇して、なんてよくある。
上の子につきっきりになるので下の子がぐずるんです。
テレビつけると上の子も見ちゃって勉強にならないなんてことばっかりで。
このテレビとテーブルの位置なら、別なことしていても気にならなそう。

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

そこも重要なところです。
テーブルでご飯を食べながらテレビを観ることができないので、
必然的に食べる時とくつろぐ時に分けられる。
そうやって家族で一緒に様々な時間を過ごすことができるんです。
一緒に遊ぶ時にも、テーブルが丸の方が近くなります。
四角だと家族の定位置が決まってくるけれど丸なら自由。

ライター/ブロガー チホケスタ

小さい子にありがちな角に頭をぶつける心配もありませんしね!
家族の中心の部屋って感じがしますよね。
まさにファミリールーム。
家族皆がそれぞれ心地良く過ごせる部屋なんですね。

モデルハウスパース

家事


モデルハウス
ライター/ブロガー チホケスタ

洗濯物が家の奥に干せるの、いいですね!
洗濯機から出してすぐ干せる。
洗濯物って水吸っているので重たいんですよ。
それをリビング通って階段上って二階なんて遠くて。
途中でおもちゃ踏んだりなんかして。
それが洗面脱衣室から直接干せる!
あ、普段使うタオルや子供の下着なんかも
脱衣所においておけるんですね!
わざわざ部屋から持ってくるのも大変で。
それも含めて時短にもなる!

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

屋根もあるので長時間外出しても
雨でも夜まで干していても
気にしなくてすみます。

ライター/ブロガー チホケスタ

それに防犯にもなりますよね。
洗濯物を干したり取り込む時間で留守にする時間が把握されたり、
洗濯物から何人家族か、子供の性別、などわかってしまうと聞きます。

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

あとはキッチンの収納パントリーや家事コーナーの要望も多い。
仕事のリモートスペースのほかに、家事をこなすための場所も欲しい。
キッチンのパントリーはリビングなどの雑多にあふれたものをしまえる場所でもありますが、
在宅時間が増えることで自炊の回数も増えましたよね。
パントリーの必要性も高まっています。
家での食事が増えるともちろんゴミも増える。
パントリーから外に出られるので、外にゴミの仮置き場所も作れます。

ライター/ブロガー チホケスタ

ゴミ、本当に増えました!
プラスチックゴミなんてかさばるから余計です。
仮置きできる場所いいですね!

ウィズコロナ

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

今、コロナなどで
外の菌を家に持ち込まないこと、が重要視されています。
それは花粉や外の汚れなども含まれます。

ライター/ブロガー チホケスタ

そこ、
すごく気になるところです。

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

例えばこの玄関回り。
玄関の土間収納でコートなどもしまえます。
玄関内に手洗いもある。
家の入り口でブロックできるようになっています。
玄関入ってすぐ水回りを配置しているのも特徴です。
洗濯、洗面所、お風呂にリビングを通らずに行けます。

ライター/ブロガー チホケスタ

花粉症の友人は帰ってすぐお風呂入りたいと言っていました。
私としては子どもが雨の日にびっしょりで帰ってきて
家のリビングを通って脱衣所に行くのがもう…。
リビングがびちょびちょになって後ろからタオル持って追いかけてます。
ポケットから永遠に砂が出てくる後ろを
掃除機持って追いかけたりもしています。
リビング通ると本当に汚れる!

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

そしてコロナと言えば
リモートワークがぐっと増えましたよね。
そのための部屋もあります。
リビングから離れているので
大きめの音や夜遅くての仕事も大丈夫。

ライター/ブロガー チホケスタ

子どもがいてもこれなら邪魔されずに仕事出来そうですね!
テレワークは住まいづくりのアンケートでも
半分以上の人がリモートワークを経験しており、
部屋を用意できなくてリビングなどで仕事しているようなんです。
小さい子どもがいると本当に無理!

余白 (癒しの空間)

モデルハウスパース
有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

健康というキーワードから
間取りに余白を取り入れました。

家族の在り方は様々なので、
家の余白でそれを作っていってもらいたいんです。

ライター/ブロガー チホケスタ

家の余白?

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

家の余裕のある場所、
余白の場所が家族のアクティビティ、
または癒し空間に繋がります。
例えば、この外の部分に露天風呂を造ってもいいですし、
坪庭もいいですよね。
ライトアップして、お風呂に浸かりながら
1日の疲れを癒す。
私だったらお酒を飲みながら…

ライター/ブロガー チホケスタ

露天風呂!
それは楽しそうです!

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

あとは家の中と外を
ぐるっと回れる作りになっているのも余白です。

ライター/ブロガー チホケスタ

こういう家をぐるぐる回れるの、子ども大好きなんですよね。
家の中で過ごすのが楽しくなりそう!
子どもはすぐ外に出たがるんです。
子どもが自分で遊びを考えられるスペースがたくさんあるのがいい。
この家、外を感じられるスペースがたくさんあるんですよ。
雨でも家の中から少し外を感じられるだけで退屈しない。

有限会社 山形建築研究所 代表 1級建築士 山形 誠

家にいる時間が長くなった今だからこそ、
機能性合理性だけじゃない、
遊び心のある家が大事です。

インタビューを終えて

ライター/ブロガー チホケスタ

本当にリビング、ファミリールームを中心に作られた家だということが感じられる間取り。

この家の大きなテーマは『家族の絆』と『家の余白』。
ファミリールームは1つの部屋だけどくつろぐだけじゃなくていろんなことができます。
いままでのリビングとは違う在り方をみせる家。
家族みんなでご飯食べる時間から始まり、あそんだりくつろいだりそれぞれが好きに過ごせる。
一日一回でも家族集まっているという意識のある家。
南の明るい窓で、このファミリールームは明るく暖かい一番居心地のいい、
家族の特別な部屋になっています。

子どもが大きくなってくると、一緒に過ごせる時間は減っていきます。
別なことをして過ごすけど、同じ空間にいる、同じ場所にいる安心感。
二階の別な場所にいても、空間が近いので子どもの安心につながる。
今の絆だけじゃない、年月を重ねた絆になる。
産まれてから4,5歳くらいまでのつきっきりの危険な時期。
小学生くらいの勉強をそばで一緒に教える時期。中高生になりそれぞれの時間は大切にするけれど、
見守っているよという安心感を与えていきたい時期。
いつまでも子どもが独りにならない家。自分がいられる場所がたくさんある。